国境のインテリジェンス-佐藤 優:面白すぎ。今後の外務官僚(一部の人々)のお仕事ぶりに注目したい。
置き土産で頂いた本ゆえに、昨年より積読状態でそのままにしておいたが、
いよいよ、本の整理をしなくてはならない状況に追い込まれ
就寝前に一気読み。
猛反省です。 もっと早く読むべきでした。
週刊アサヒ芸能に連載されていたので、「どうせオジサンネタ」と
色眼鏡で本書を見ていた自分が情けない。
内部告発・個人的感情に偏り?が見られる箇所もあるので、
すべての内容をそのまま真実と受け止めることは困難であるが、
「国益よりも自己保身に走り、」「自己保身の為に情報操作を行う」
一部の外務官僚の行いが赤裸々に書かれているので、
日本国に税金を払っている以上、彼らの仕事と成果を精査し、
給料に見合った仕事をしているのかどうか? 知っておくべし。と個人的に思う。
「第三章 外務省に外交能力はあるのか?」 の章は必読。
実名で記載されているので、テレビに登場した時は思わず、裏読みする癖がついてしまいそうである。
この章で驚いたのは、外交官の待遇。 本書でも、
大使経験者ならば一昔前であれば大学に転出することができたらしいが、今は民間企業も経営が苦しいので、ゴガクもろくにできず、人脈もない(日本人が付き合いたいと思わないのだから、外国人が付き合うはずもない。)大使経験者が天下り先を見つけるのは至難の業だ。
と赤裸々に書かれてあり、退官後は大変なんだな~と脳天気な事を考えてしまうが。。。甘い。
大使館や総領事館で勤務するときは正規の給与の他に外勤手当という
第二の給与が出るし(その他手当もたくさんあるし、)公用車も準備され、メイドや執事、運転手も公費でつけられる。これらの手当は経費であるにも関わらず、精算義務がない。おまけに所得税法の特例で、税金が一切かからない。
ゆえに、40代の女性でも物件を4つ所有する強者もでてくるし、又、蓄財法を本にして出版しているぐらいなので、
引退後は働く必要もない。ということなんでしょうね。
これだけ税金で優遇されている蓄財上手な外務官僚さんなのですから、
安倍総理大臣をしっかり支えて、すっかり弱くなった日本国を
盛り返して頂きたいものですね。
お仕事はたくさんあるのですから!!!
今後の外交問題に注目していきたいものです。