*乱読事始め*

気の向くままに視覚に入った本・インスピレーションを感じた本の感想を書いてみます。

2014-01-01から1年間の記事一覧

士魂商才の経営者 出光佐三語録ー⭐︎

『海賊と呼ばれた男』の興奮が覚めやらず、出光佐三氏の生の声を知りたくなって、手にした本書。よくよく解説を見ると単行本の出版から30年の時を経て、文庫として復刻された様です。これも 『海賊と呼ばれた男』の影響でしょうか?内容は出光佐三氏の偉業を…

海賊とよばれた男…戦い抜いた経営者の軌跡 ☆☆☆

ちょっと古い話になりますが、ゴールデンウィークの後の平日に、明治安田生命の企画で百田尚樹氏の講演会に出掛ける機会がありました。 マスコミで活躍されている構成作家なので、きっとお話も上手いんだろうな。 と期待していたとおり、面白かったです。 大…

雨の降る日曜は幸福について考えよう。ーロマンチックな題名?に散りばめられた小市民に贈る幸福アドバイス。

お勧めしたいのは橘 玲氏著作を初めて手にした読者。というのも、過去の著作と重複する箇所が多いので。初心者向けガイド本的趣きが強い。題名とお天気の状況が一致したので、読んでみました。この人の本は思い切り落ち込むイントロから、小出しにその蟻地獄…

平成経済事件の怪物たち

かって世間を賑わせた経済事件、スキャンダルは一体どんな事件だったのか?突然、メディアを騒がせて どうなることかと思っているうちにこれまた 突然の幕引きで有耶無耶になり、『結局、あの騒ぎの結末はどーなったんだろ?』ダイジェスト版でレビューする…

臆病者のための億万長者入門

金融リテラシーの低い人に贈る 橘 玲氏からのメッセージ を込めた本書。 冒頭のはじめから、 「金融業界の不都合な真実をすべてのひとに」と打ち上げ花火をあげており、あれ? なんだか どっかの環境団体?(アル・ゴア氏?)のプレゼンみたい?だな。。。。…

新版 満室大家さんになる方法 

実践向きの良書です。 おすすめしたいのは。。。 地方に投資を検討している方、物件管理のいろは。。。賃貸経営とは? 満室になる物件づくりとは?などなどの理解を深めたい方。 空室で悩む大家さん、お部屋のインテリアや リノベーションを検討中の大家さん…

大君の通貨 幕末 『円ドル』戦争

1854年 アメリカの黒船 ペリー提督の一行が下田に現れ、江戸幕府は開国を迫られる。日本史、世界史の教科書にはたった数行で片付けられてしまっているが、この行間の隙間にどんな歴史の事実が潜んでいるのか?考えた事はあっただろうか?本書は 幕末日本が開…

凶悪

先週末に「凶悪」の映画を鑑賞。 なんだかすっきりしないので、 再読してみました。 というのも、映画はプロットの作り方が雑に感じて、 最初に読んだ時の衝撃と驚きがまったく伝わってこないし、なによりも映画から「オリジナルのルポを読んでみようか。。…

100万人を破滅させた大銀行の犯罪

題名からして、物議を醸しだしそうな内容でどんなものか?と 読み始めた。 発行は2001年。 ちょうどバブルが弾けて銀行が貸し剥がしで 躍起になっている頃にリリースされた本書は およそ12~14年前に起こった銀行の経営責任を検証するにはもってこいの内容。 …

小さな不動産屋のはじめ方

不動産屋さんの業務とは?どんなものか調べなくてはならず、取り急ぎ、ブックファーストで平積みになっていたので購入した一冊。私にとっては物足りない内容でした。基本中の基本しか記載が無いので、不動産について全く知識の無い人、つまり宅建の資格は合…

不動産投資でこう儲けなさい!

はっきり言います。費用対効果が全く望めない本です。不動産で儲けなさい。と本の題名になっているくせに、結局は証券会社 のおっさんの付け焼き刃的なアドバイスで終わってる中途半端な本。以下、釈然としないポイント。第二章『不動産投資で大きな波に乗る…

モンスターU子の嘘

面白くてひさしぶりに徹夜して読んだ本。2012年に上梓された本で、最近文庫になりました。装画もクールでかっこいいし、著者の名前も 『越智 月子』 トーゼンペンネームですが、センスいい。もちろん 彼女の描く主人公U子の徹底した悪女ぶりにも脱帽。最後の…

ビジネス書 大バカ事典

仕事に行き詰まった時、通勤電車の中で目についた中吊りや 朝刊新聞の5段広告で目についた本の題名で ついつい購入してしまったビジネス本。 なんて経験は誰にでもあると思います。それらの本は だいたい 数時間で完読出来、読後の感想は ほぼ 読者の現実と…

『知的野蛮人になるための本棚』佐藤 優

先日の飲み会で 友人から 佐藤 優氏の書く文章には気骨が感じられてなかなか良いという意見があり、どれどれどんなものか?と 入門本として選択した一冊。本書は文庫化にあたり『文庫版特別講義』が巻頭と巻末に追加され、『本屋さんの活用法』と『本を使い…

ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子 お金の為に平気で嘘をつく人たち。

引き続き マネー・ヘッタ・チャンのつい最近(4/24)上梓された 「ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子 お金の為に平気で嘘をつく人たち。」を読んでみました。 裏切らない内容に安堵。 冒頭の目次の前にある アサヒる(造語・ネットスラング)の意味…

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話

記念すべき初めての乱読記録は マネー・ヘッタ・チャンの 「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」。 この本は数年前、リーマンショック後に出版された本なのですが、 最近、同じく幻冬舎から 「ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの…