*乱読事始め*

気の向くままに視覚に入った本・インスピレーションを感じた本の感想を書いてみます。

エッセイ

「絶筆」で人間を読む-画家は最後に何を描いたか-中野 京子:シリーズ三部作の最後は「絶筆」 期待は裏切られることなく、あっという間に完読。

なかなか本をゆっくり本を読む時間が無く。。。というのは自分に対する言い訳。 就寝前の数分が読書タイムになってしまったこの頃。 そんな貧しい読書生活の中で、あっという間に完読してしまった一冊を記録しておきます。 きっかけと本書との出会い。 先日T…

国境のインテリジェンス-佐藤 優:面白すぎ。今後の外務官僚(一部の人々)のお仕事ぶりに注目したい。

置き土産で頂いた本ゆえに、昨年より積読状態でそのままにしておいたが、 いよいよ、本の整理をしなくてはならない状況に追い込まれ 就寝前に一気読み。 猛反省です。 もっと早く読むべきでした。 週刊アサヒ芸能に連載されていたので、「どうせオジサンネタ…

たまには美術関連本を楽しみたい。 残酷な王と悲しみの王妃ー中野 京子

大好きです。 中野 京子さん 彼女の美術評論本をこれまで、何冊読んだことでしょうか? はじめて読んでも、繰り返し読んでも、美術と歴史を楽しめる唯一の評論本。 私のような受験勉強レベルの世界史からスタートした凡人は 本書に巡り合う事がなければ、ヨ…

士魂商才の経営者 出光佐三語録ー⭐︎

『海賊と呼ばれた男』の興奮が覚めやらず、出光佐三氏の生の声を知りたくなって、手にした本書。よくよく解説を見ると単行本の出版から30年の時を経て、文庫として復刻された様です。これも 『海賊と呼ばれた男』の影響でしょうか?内容は出光佐三氏の偉業を…

雨の降る日曜は幸福について考えよう。ーロマンチックな題名?に散りばめられた小市民に贈る幸福アドバイス。

お勧めしたいのは橘 玲氏著作を初めて手にした読者。というのも、過去の著作と重複する箇所が多いので。初心者向けガイド本的趣きが強い。題名とお天気の状況が一致したので、読んでみました。この人の本は思い切り落ち込むイントロから、小出しにその蟻地獄…

『知的野蛮人になるための本棚』佐藤 優

先日の飲み会で 友人から 佐藤 優氏の書く文章には気骨が感じられてなかなか良いという意見があり、どれどれどんなものか?と 入門本として選択した一冊。本書は文庫化にあたり『文庫版特別講義』が巻頭と巻末に追加され、『本屋さんの活用法』と『本を使い…