不動産関連本:土地の購入を検討されている方は必読/こわーい土地の話 三住友郎
題名からして 「この本面白そう」心を誘います。
ペンネームも「三住友郎」で著者のブラックジョークのセンスが
は感じられます。
肝心な内容ですが、
2004年に単行本、文庫化が2009年と やや古い情報?と思われがちですが、大いに役に立ちますし、おすすめ。
イントロから笑えます。
はじめに
不動産業者の手のひらの上でお客は踊る。
売り手の買い手の情報格差をなくすために
中略
どの世界でも「エェかげんな仕事している奴は、駆逐されるべき」なのです。本書はそんな違和感に対する私自身のひとつの回答です。同時に、消費者の夢をかなえるような素振りをしながら、実は自分たちのことしか考えなかったわが業界の、ある意味「内部告発」でもあります。
心意気と志は敬服します。
不動産は値段があってないようなものです。このご時勢にあってなお、営業マンの気分ひとつで平気でウン百万円も損したり、得をしたり....しかも、お客さん本人は気づきません。こんなこと他の業種では考えられません。 納得できます?
当然、出来ませんわね。
こんな口語調の文体で、わかりやすく 三友さんの扱った土地売買のビジネスケースを次々紹介してあります。
解説を読む中で 土地探しのイロハ、瑕疵物件をつかまされない為の注意事項や条文の説明などなど。知識を平行して得ることができますので、
土地の購入から一戸建てを検討している方向けお役立ち情報満載。
しかしながら、
この本を読んでみると、人生のうちで1回かもしれない大きな買物なんだから、妥協は禁物!と言われているような気持になっちゃいます。