ビジネス書 大バカ事典
仕事に行き詰まった時、通勤電車の中で目についた中吊りや 朝刊新聞の5段広告で
目についた本の題名で ついつい購入してしまったビジネス本。 なんて経験は誰にでもあると思います。
それらの本は だいたい 数時間で完読出来、読後の感想は ほぼ 読者の現実と乖離していて、
ぶっちゃけ何も役に立ちそうもない。
もっと酷い本になると、著者は結局? 何が言いたいのだろう。 解らん。ワタシ。。。バカ?なのかしら?
あれやこれや、考えすぎると逆に迷走する事になりそうなので、近頃はAmazonで上位にランキングされている本を まず本屋で立読みして、 読んで納得できる内容であれば購入する様になりましたが、、、、
ビジネス本の選択は自分に投資ですることにもなるので、もっと真剣 に向きあわなくては…
そんな風に認識を改めた一冊。
本書は 冒頭から宣戦布告する。
ビジネス書には2種類ある。まともなビジネス書といかがわしいビジネス書『もどき』である。(その実体は成功本と言われる自己啓発書である。以下他の分野の大ボラ本も含めて、『もどき本』と呼ぶことにするが、これも穏やかな言い方ではっきり言えば(インチキ本)である。
と、かなりお怒りモードなのである。 更に バズーカ砲並みの爆弾をここで一発。
本書は『書評』ではない。-省略-弁解するつもりはないが、『もどき本』の著者達が桁外れに下品だったものだから、心ならずも下品を以て下品を、しかたなかったのである。何しろ敵は下品をへとも思わぬツワモノばかりである。
嗚呼。やっぱりそうだったのか! どおりで 読んでもさっぱり?よくわからんはずだ。
大人気の代表的な『もどき』作家の先生方の強者 三人組をメタ切りした後、胡散臭い二人の伝道師、その場しのぎの一姫二太郎 と擬の告発は続くよどこまでも。擬の検証はかなりしっかり書いています。作者の憤りと世相に対する警告なのか? 延々と224頁まではずっとこの調子が続く。
罵詈雑言の最後は
ビジネス書もどきに拉致されないための七つの習慣 ーで締め。
忘れない様に記載しておきます。
①タイトルに騙されない。
②効能書きに騙されない。
③著者の経歴に騙されない。
④何十万部突破に騙されない。
⑤活字(本)に騙されない。
⑥ブックレビューに騙されない。
⑦自分の価値観を持つ。
『第8章 成功することと人生 』からやっと 本題に入り、
『第9章 読むなら経営者の自伝』で 読めば血肉になりそうな読むべき本の紹介に辿り着く。
やはり何かを成し遂げた経営者の生き様に勝るビジネス本は無いということか。。
玉石混淆の玉に中から本物の玉を見分けるのに多いに役立ちそうです。